ピアストラブルには様々なものがありますが、その中でも「肉芽(にくが)」は厄介ですよね。
しかし軽度の肉芽であれば「クエン酸療法」で自宅でのケアをすることが可能です。
それでは早速クエン酸療法とはいったいどういうものなのか見ていきましょう。
クエン酸治療とは?
クエン酸療法とはクエン酸が溶けた液体を患部に当てることで肉芽を治療する方法のことです。
ピアストラブルの療法にはホットソークもありますが、このクエン酸療法は特に軽度の肉芽に効果があるとされています。
どうしてクエン酸療法が肉芽に効果的なの?
クエン酸には殺菌作用や代謝の促進作用があり、肉芽の回復を手助けしてくれます。
そもそも肉芽は体に刺さったピアスを異物と感じて、体の細胞ごとピアスを押し出そうとしてできてしまうものです。
そのためクエン酸療法を行うとクエン酸がしみ、痛みが生じ、大量に発生したリンパ液が悪い菌を外に出します。出てきた細菌は黒く固まりやがて剥がれていき、肉芽の回復へとつながっていきます。
準備するもの
1.クエン酸(薬局で購入可能)
2.清潔なコップ
3.清潔なガーゼやコットン
どうやってクエン酸治療をするの?
まずはコップに水を入れ、その中にクエン酸をたっぷり入れて半日ほど放置してください。
半日経てば放置していた液体をガーゼに浸し、患部に10分ほど当てます。
10分経てばガーゼを取り、患部を水でキレイに洗い流してください。
これでクエン酸療法の完了です。
一日一回、毎日クエン酸療法をしていると乾燥して黒いカサブタができます。
数日するとカサブタがボロボロになってはげると肉芽が取れてきます。
一度で全部取れることもありますが、繰り返しクエン酸療法を行うことでどんどん肉芽は小さくなっていきますよ。
注意すること
クエン酸を患部に当てると、液体が体内に染み出して痛みを感じます。
その時あまりにも強い痛みを感じるのであればすぐに使用を中止してください。
クエン酸療法はケアをした後にするのが良しとされており、一日一回を限度に行うといいでしょう(やりすぎは禁物です)。
軽度の肉芽の場合、クエン酸療法やホットソークで治る場合が多いですが、もしも治らない場合は無理をせず病院で診てもらうのをオススメします。
いかがでしたでしょうか。
「ピアスの周りにぷくっと肉芽ができたな」という場合、クエン酸療法で様子を見てみてください。
また肉芽ができるということは着けているピアスが自分に合っていないということもありますので、自分に合ったピアスを着けるようにしてくださいね