ピアスの素材によって金属アレルギーの起こしやすさが変わるというのをご存知ですか。
そのためピアスの素材を考慮して選ぶことは金属アレルギーを起こさないようにするための手段の一つとも言えます。
そこで今回はどんな金属が金属アレルギーを起こしやすいのかご紹介していきたいと思います。
そもそも金属アレルギーってどうやって起こるの?
ピアスは直接皮膚や汗に触れることによって金属が溶け出し、イオン化してしまいます。
その溶け出した金属イオンが体内のたんぱく質と結合することで金属アレルギーの原因物質となり、体の異常を見守る白血球が攻撃をすることで、アレルギー反応を発症させます。
そうして皮膚にかゆみや痛みを生じさせたリ、皮膚がただれてしまうということが起こるのです。
金属アレルギーを起こしにくい金属
金属アレルギーを起こしにくい金属は言い換えるとイオン化しにくい金属ということになります。
金属の種類によってイオン化しやすい、しにくいという違いがあり、このことをイオン化傾向とも呼びます。
アクセサリーに使われ、イオン化しやすい金属は主にニッケルやクロム、コバルトといった金属です。
これらの金属は単体で使われることはほとんどなく、大体が他の金属と混ぜ合わされて合金という形で使用されます。
安いピアスには要注意!
金属アレルギーを起こしやすい金属は非常に安価なため、市場においても安価で売られている場合が多いです。
そのため雑貨屋さんや服屋さんなどで安価なピアスを見つけた際は「これは金属アレルギーを起こしやすい金属で作られているかも」と疑うのがいいでしょう。
じゃあどんな素材のピアスを選べばいいの?
金属アレルギーになりにくい素材として有名なのはサージカルステンレスのピアスです。
この金属は比較的に安価で、ピアスもリーズナブルなものが多いですが、信頼性は高く、多くの方に親しまれている素材となっています。
実際サージカルステンレスのピアスを着けて金属アレルギーの反応が無かったという人は全体の98.5%で、非常に多くの方が安心してサージカルステンレスのピアスを着けていらっしゃいます。
いかがでしたでしょうか。
金属アレルギーを起こしやすい金属はニッケルやクロム、コバルトが有名です。
一度金属アレルギーになってしまえば、完治することはなく、放置しておくと大きなトラブルとなってきます。
どんな金属が金属アレルギーを起こしやすいのか理解した上でステキなピアスを選ぶことができるといいですね。