お気に入りのピアスを身につけていたら、耳が腫れてしまってお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はその腫れ、考えられる原因が複数あります。
ひとつひとつの原因とその対処法を見ていきましょう。
耳の腫れた原因3つ
1.金属アレルギーの発症
「私は金属アレルギーをもっていなかったはず」という方も、安心してはいけません。
実は、汗などによりピアスから溶け出した金属が体内に蓄積していくことにより、アレルギーを発症してしまう恐れがあるのです。
これは、花粉症と似たようなメカニズムであると言えます。
2.耳への過大な負担
ピアスを長時間にわたって継続して身につけていると、肉芽(にくが)というしこりができてしまったり、皮下埋没が起きてしまったりする恐れがあります。
肉芽は、体がピアスを異物と認識して免疫反応を起こすことが原因で、ニキビのような症状が特徴です。皮下埋没は、血流の悪化による炎症です。
3.ピアス穴への細菌の侵入
細菌の侵入も、腫れや膿の原因となります。
細菌の侵入は、以下のようなことが原因で起こります。
・他人のつけたピアスをつけた。
・開けて間も無く、プールや海、温泉などの非衛生的な場所に行った。
・ケアを怠った。
・不必要に手で触った。
耳の腫れに対する対処法3つ
1.金属アレルギーの可能性がある場合
まずはピアスを外し、炎症の程度を見ましょう。
痛みや痒みを伴う場合は、冷却するのが効果的です。
そして、早めに医療機関で受診しましょう。
もし金属アレルギーだと判断されたら、また炎症を起こさないよう、金属アレルギーを起こしにくい素材で作られたアクセサリーに買い換える必要があります。
2.耳への過大な負担が原因の場合
まずはピアスを外し、しばらくの間はピアスを身につけないようにしましょう。軽度であれば、自然治癒の力で治る場合が多いです。
もしピアスが外れないときは、皮下埋没の可能性が大きいです。
早めに医療機関で受診しましょう。
3.細菌の侵入が原因の場合
まずはピアスを外し、炎症の程度を見ましょう。
軽度であれば自然治癒できますが、膿みがひどい場合には早めの受診をおすすめします。
治った後は、しっかりピアス穴のケアをし、清潔な状態を保つようにしましょう。
まとめ
以上、ピアスで耳が腫れてしまった場合の原因と対処法を3つずつ見てきました。
過大な負担や細菌の侵入は、ご自身のケアによって予防することができます。
金属アレルギーだった方も、ピアスをあきらめる必要はございません。
サージカルステンレスのような肌に優しい素材のピアスで、オシャレを安全に楽しみましょう!