ネックレスを贈る際には、その素材選びは重要です。
もし、お相手の方が一部の金属に弱い肌だった場合、せっかくのプレゼントを身につけられないという可能性があるからです。
大切な人の誕生日に贈るプレゼントは、絶対に失敗したくないものですよね。
そこで今回は、ネックレスの素材についてご紹介します。
ネックレスの素材
ネックレスと一概に言っても、それに用いられている素材は多岐にわたります。それぞれの特徴をご紹介します。
真鍮
真鍮とは、金のような美しさをもつ金属のことで、銅と亜鉛の合金です。配合比率によって色味が異なります。
真鍮は英語でbrassと呼ばれ、吹奏楽で用いられる楽器には真鍮が用いられています。
真鍮は安価ですが、金属アレルギーの方には向いていません。
シルバー925
シルバー925は、シルバーアクセサリーとよばれるアクセサリーに使われている素材です。
925という数字は銀の含有率を指しており、92.5%が銀で、他が銅などの金属でできています。
特徴はシルバーの純度が高いため、美しい輝きを放っている点です。
ただ、シルバーは空気に触れると硫化しはじめ、黒ずんでくるので、こまめな手入れが必要です。
10金
10金(K10)とは、素材の成分のうち、41.7%以上金が含まれている素材を指します。
金は単体ではとてももろい素材なため、他の金属と混ぜることでアクセサリーの素材として使えるようになります。
後に紹介する18金よりも安価なため、人気のある素材です。
18金
18金(K18 )は素材の成分のうち、75%以上が金でできている素材を指します。
ハイジュエリーと呼ばれるジュエリーのほとんどが18金でできていて、ここぞという場合に渡す際にはオススメの素材となっています。
ステンレス
ステンレスは、錆びない加工を施した鋼を指します。
主成分は鉄で、他にクロムやニッケルを合わせた合金で、大気中の酸素と結合して錆びにくさを維持しています。
ステンレスは錆びにくい特徴以外にも、耐久性が高い、お手入れが簡単といった特徴を持っています。
サージカルステンレス
サージカルステンレスとは、金やシルバーよりも硬質な素材で、メスなどの医療用器具として主に使用されています。
硬いため加工が難しく、長らくアクセサリーには不向きであると言われてきました。
金属アレルギーを起こしにくいという特徴があり、近年の加工技術の高まりとあいまって注目されている素材の一つです。
またもう一つの特徴として、鉄やニッケルクロムを使用しているため、安価に製造することができます。
素材によりさまざまな特徴があるとお分かりいただけたでしょうか。
特に、お相手が金属アレルギーである可能性が少しでもある場合は、お肌に優しいものを選ぶことが重要になります。
特別な人にプレゼントを渡す際には、自身の気持ちと相手を思いやる気持ちの両方が重要です。ぜひ素敵なプレゼントを選んであげてくださいね。