ピアスの周りにぷくっとできる肉芽(にくが)。
いきなりできてしまうので初めて見る人はどうすればいいかわからなくなってしまいますよね。
そこで今回は肉芽とは一体何なのか、なぜできてしまうのかについてご紹介していきたいと思います。
肉芽とは?
肉芽とは外傷や炎症により欠損を生じた部分にできてくる、赤く柔らかいデキモノのことです。
サイズの合わないピアスを使用していたり、重いピアスをつけて負担になっていたり、ピアスホールの開け方でミスがあったりと様々な原因で肉芽になってしまいます。
軟骨ピアスをしている人に多く見られる症状ですが、耳たぶにピアスをしている人にもできてしまうものです。
どうして肉芽が起こるの?
ピアスをするためにピアスホールを開けることは普通のことのように思えますが、体からすれば耳に穴が開いている状態=怪我をしている状態なので、体は穴が開いた部分をふさごうとします。
体はピアスという異物を身体から取り除くために免疫細胞を出したり体温を上げたりして細菌やウイルスをやっつけるのを一緒の要領でピアスを倒そうとします。
しかしながらピアスは外から刺さって固定されているので、細胞たちがどうあがいてもなんともなりません。
すると最終的に体は自分たちの細胞をピアスにくっつけることで物理的に外へ押し出そうとします。
こういった経緯でピアスの周りにできた豆の様なデキモノ、すなわち肉芽ができてしまうのです。
肉芽ができたらピアスを外そう
ピアスホールに肉芽ができてしまった場合は、肉芽の原因となっているピアスを外すのが先決です。
それは着けているピアスが重くて耳に負担がかかってしまっているがために、肉芽が形成されているかもしれないからです。
すなわちピアスが重すぎてあなたに合っていないために肉芽ができてしまうのです。
反対に耳に負担のかかりにくい小さなピアスなら肉芽ができない可能性があるので、ピアスを変えて様子を見てみるのが良いかもしれませんね。
放置していたら症状がもっと悪化してしまう!
肉芽を放置していたらどんどん腫れもひどくなり、痛みを伴うようになってきます。
親指の第一関節ほどにまで大きくなってしまったら、病院で肉芽を切断しなければなりません。
肉芽についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
炎症の一種である肉芽はできてしまったら適切な処置を行うことが大切です。
日頃のケアをしっかりしながら自分に合ったピアスをつけてオシャレを楽しむようにしましょう。