雑貨屋さんでお買い物をしていると数百円で売ってあるピアスを見かけたりしますよね。
中には可愛いデザインのものも多くあり、安いからと言ってついつい多く買ってしまったなんて経験をした人も多いのではないでしょうか。
しかしよく考えてみたら、高い値段のピアスもある中、数百円という安い価格でピアスが売られていることに疑問を感じませんか。
もしかしたらそのピアスは、金属アレルギーを起こしやすいニッケルで作られているかもしれませんよ。
そこで今回は、こういった安い価格で売られているピアスに着目してお話をしていきたいと思います。
どうして数百円のピアスが売られているの?
基本的に物に値段をつけて売るときは、原材料費に製作費や販売費や利益分などが加算されて物の値段が決まってきます。
ちなみに有名ブランド店のアクセサリーが高かったりするのは、これらにブランドの価値といったものがお金に変わり加算されているからです。
市場に出回るピアスも基本的にはこういったプロセスで値段が決まっていますが、雑貨屋さんに売ってあるような数百円のピアスはそれぞれのコストがかなり安いのです。
材料費や製作費など比較的とても安いことに加え、ブランドといったものもありません。
またこういったピアスは大量生産で作られている場合がほとんどです。
違う雑貨屋さんなのに、同じピアスが売られているのを見たなんて経験はありませんか。
これは大量生産でつくられたピアスがいろんな場所で売られているので、こういった経験をするのでしょう。
すなわちそれぞれのコストが安く大量生産されているので、安い数百円のピアスが市場に出回っているのです。
安い価格のピアスはニッケルが含まれた商品が多い?
先ほど数百円で売られるピアスはそれぞれのコストが安いというお話をしましたが、その多くで使われているのがニッケルです。
ニッケルはとても安価な素材のため、こういった安いピアスに多く使われています。
これはニッケルそのものが安価で、さらに加工しやすい金属であるためよく使用されているのです。
ニッケルは金属アレルギーを起こしやすい金属として有名
金属アレルギーは溶け出してイオン化した金属が体に入ることで起こってしまいます。
ニッケルは汗などで溶けやすいため金属アレルギーを起こしやすいのです。
特にピアスは耳の皮膚を貫いて身に着けるものなので、金属アレルギーを起こしやすく、また耳の皮膚が弱いため金属アレルギーを発症してかぶれを起こしたときは、見た目の美しさも損なってしまいます。
安く売られているピアスの多くは金メッキもはがれやすいものが多いので、いつの間にかメッキが剥がれ汗でニッケルがイオン化してしまっているということが起こりやすいのです。
金属アレルギーになってしまうと、ニッケルで作られたような安いピアスを着けることはできなくなるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
安くてかわいい商品が売られる裏には必ず理由があるのです。
ニッケルのピアスをずっと着け続けていると金属アレルギーを起こしてしまうかもしれません。
自分の体に合ったものを身に着けてオシャレを楽しむためにも、ピアスを買う際はその素材のことも少し気にしてみてくださいね。