金属アレルギーになりにくい金属として「チタン」や「サージカルステンレス」が有名ですよね。
前回からピアスの素材では「チタン」と「サージカルステンレス」のどちらを選べばいいのかの比較をしています。
今回は前回紹介しきれなかった「サージカルステンレス」について見ていきましょう。
どうしてサージカルステンレスは金属アレルギーを起こしにくいの?
前回、チタンを紹介した際に金属アレルギーになるメカニズムをご紹介しましたよね。
サージカルステンレスが金属アレルギーを起こしにくいのも、チタンの場合とほぼ同じです。
サージカルステンレスは表面が特殊な膜で覆われており、皮膚や汗に触れてもイオン化して溶け出しにくいので、金属アレルギーになりにくいのです。
ボディピアスの素材としても使われている
あまり名を知られていないサージカルステンレスですが、実はボディピアスの素材として一般的に使用されているので、その歴史や信用度は高いです。
何故ならボディピアスは身体に穴を開けて使用するため、比較的優しい素材で作られる必要があります。
そんなボディピアスにサージカルステンレスは一般的に使用されているため、信頼のおける金属と言ってもいいでしょう。
サージカルステンレスのピアスは全てがサージカルステンレスで作られている
前回チタンピアスを紹介した時、パーツの一部が合金の場合があり、そのために金属アレルギーを引き起こしてしまうことがあるとお話しました。
しかしサージカルステンレスのピアスはすべてのパーツがサージカルステンレスで作られたものが多いです。
それはサージカルステンレスという金属が比較的安価なため、すべてのパーツをサージカルステンレスで作ることができるのです。
値段もリーズナブル
サージカルステンレスの素材は大きく分けると、「ニッケル」「クロム」「鉄」といった安価な材料です。
そのためサージカルステンレス自体も比較的安価となり、商品自体も比較的リーズナブルとなっています。
2回に渡り「チタン」と「サージカルステンレス」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
実際「チタン」と「サージカルステンレス」を比較してみると、金属アレルギーを起こしにくく、価格もリーズナブルな「サージカルステンレス」の方が良さそうですね。
チタンピアスの場合、チタンそのものが比較的高価で、すべてのパーツがチタンで作られていない場合があるので注意しましょう。